私達の働き方が多様化する中で、WEBライターという職業が注目されています。
その理由は
- 働く場所や時間を選ばない
- 文章を書くことが好きで、好きなことを仕事にしたい
などが挙げられます。
WEBライターになりたい方の中には
-
- WEBライターになるためにどんなスキルが必要なの?
- WEBライターとして活動する準備はできたけど、今の自分にできることは?
と考えた事はありませんか?
実際に私も、
-
- 文章を書くだけで大丈夫なのかな?
- 今の自分には何が足りないのかな?
とWEBライターを始める前に同じ悩みを感じました。
しかし私は、その悩みをクリアして現在、WEBライターとして活動しています。ライター1ヶ月目には約2万円ですが、ちゃんと収入も得ています。
今回はWEBライターに興味を持った人、WEBライターを始めたいと考えている人に向けて、特に必要なスキル5つと特に大切な考え方1つをお伝えできたらと思います。
読んでくれている方の参考になれば幸いです。
Webライターに特に必要なスキル5つ
WEBライターを始めるにあたって、特に必要なスキルが5つあります。
それは
- リサーチ力(調べる能力)
- コミュニケーション力
- SEOライティング能力とSEOの知識
- 分かり易く伝える為の基礎的な日本語の能力
- スケジュール・タスク管理能力
の5つとなります。
WEBライターは読者の方に分かり易く、正確に情報を伝えなければいけない職業です。
また記事作成の依頼元(クライアント)から記事作成の依頼を受け、WEBメディアに掲載する記事を書くことになります。
では特に必要なスキル5つを順にお伝えしたいと思います。
WEBライターにリサーチ力(調べる能力)は特に必要なスキル。
リサーチ力はWEBライターのスキルをアップさせる為に一番大切な事の中の一つです。
WEBライターは読者(ユーザー)の「悩み」や「願望」の解決をお手伝いする職業でもあります。またクライアントが求めるクオリティの記事を書かなければいけません。
クライアントが求めるクオリティを満たし、読者にとって有益な記事を書くためには、しっかり相手のことを知り理解すること(リサーチ)が大切です。
そのためリサーチ力はWEBライターにとって特に必要なスキルとなります。
リサーチ力って何?
リサーチ力とは簡単にいえば、読者やクライアントが求めていることを汲み取り、スピーディーで正確な情報収集をする力です。
WEBライターは読者にとって役に立つ記事を書くことが仕事です。
読者の知りたい情報を正確に伝え、クライアントにも満足してもらえる記事を書く必要があります。そのための情報収集がリサーチです。
執筆するジャンルでの知識や情報を集めて記事を書くだけではありません。
- 集めた情報が正確なのか
- 読者やクライアントに求められている情報なのか
以上のことを、素早く正確に見極める力がリサーチ力であるといえます。
リサーチ力を身につけるメリット
リサーチ力を身につけるメリットは、以下の6つが挙げられます。
- 情報が的確になる
- 説得力のある文章を書ける様になり、記事のクオリティが上がる
- 文章の構成をしやすくなる
- あいまいな表現がや主観がなくなる
- 執筆スピードが速くなる
- 知識がどんどん増えていき、得意ジャンルが増えるのでクライアントに依頼されやすくなる
リサーチをしっかり行うことで内容のブレが無くなるため、一本の芯が通った読みやすい記事の執筆が可能です。
リサーチのコツ
リサーチのコツをつかむためのポイントは次の3つ。
- 正確な情報を得るためにリサーチに時間をかける
- 記事を書く前に本を読む、信頼性のあるリサーチ先をまとめておく等をして基礎知識をインプットする。
- 次回の記事作成のために案件、ジャンルごとにリサーチ内容をまとめておく
リサーチはしっかりと時間をかけて正確な情報を入手していき、入手した情報は次回の執筆のためにまとめておくことで、どんどんリサーチ力がついていきます。
リサーチ力をアップさせる方法
リサーチ力をアップさせるためには、まず以下の4つを行なう事が大切になります。
- 読者(ユーザー)をイメージしてターゲット層(ペルソナ 例:過去の自分、30代〇〇の女性など)を決める
- 読者をイメージしたキーワードを検索し、表示された上位記事を研究する
- ツール、サイトを使ってターゲットの求める情報をつかむ
- 信頼のおけるサイトで情報を集める
ターゲットを理解していないとリサーチを行なうことが難しくなります。
またターゲットが求めるゴールを想定する事が出来ない為、記事に一貫性がなくなり、執筆のムダが増えることになります。
実際に私は、上の4つを行うことで記事の完成イメージが浮かびやすくなり、執筆スピードが上がるなどの効果がありました。
リサーチに使用するツール、サイトとしては以下のものなどが参考になります。
- リサーチ・リサーチ:マーケティング関連
- Google Scholar:健康や科学、心理学など
- 厚生労働省:暮らしに関する情報
- 総務省:政治や行政、国勢調査に関する情報
- ラッコキーワード:キーワードの検索
- 「Googleトレンド」:流行や関連ワードのチェック
また、質問サイト(Yahoo!知恵袋、教えて!gooなど)などからもリアルな声(情報)を得ることが出来ます。
コミュニケーション力もWEBライターに特に必要なスキル
コミュニケーション力が大切な理由
大切な仕事のパートナーであるクライアントや取材先などで人と接する事が多いWEBライターにとって、コミュニケーション力は必要なスキルとなります。
仕事での意思の疎通や仕事の効率化を図る為に、また取材先で取材に応じてくれた方とのすれ違いを防ぐ為にもコミュニケーション力は特に必要なスキルとなります。
何よりも「文章は読者とライター、クライアントを繋ぐコミュニケーション方法」だと言っても過言ではありません。
WEBライターならではのコミュニケーション力
コミュニケーション力といえば一般的には、
- 報連相(報告、連絡、相談)
- 誰とでも円滑に物事を進められる
- 空気を読む
- 集団の輪を乱さない
などが挙げられます。
しかし、WEBライターであれば以下の3つのコミュニケーション力も求められます。
- テキストコミュニケーション能力
- クライアントの要求をくみ取る能力
- SNSでの発信能力
聞き慣れない方も多いと思いますので、それぞれ解説していきます。
テキストコミュニケーション能力
テキストコミュニケーション能力とは、チャットやメールなどのテキストのみでクライアントとやりとりをする能力のことです。
WEBライターはパソコンなどのツールを使って仕事を行い、クライアントとのやりとりはチャットやメールなどのコミュニケーションツールを多用します。
お互いの表情や雰囲気が分からないため、文字だけで要点などの情報を伝えなければいけません。
そのため、文章で正確に情報を伝えるための、テキストコミュニケーション能力が必要となります。
クライアントの要求をくみ取る能力
クライアントの要求をくみ取る能力とは、クライアントに与えられた情報から、相手の意図や主張を察する能力のことです。
WEBライターは検索キーワードなど、クライアントから与えられた情報を元にして、「伝えたい情報」を読み取り、「伝えるべき相手」にとって一番効果的な記事を執筆する必要があります。
そのためには、クライアントの立場に立って、意図や要求をくみ取る能力がWEBライターにとっては必要となってきます。
SNSでの発信能力
WEBライターが仕事を受注する方法のひとつにSNSからの受注があるため、実はWEBライターにとってはSNSでの発信能力はとても大切です。
- 得意なジャンル
- 仕事への取り組み方
- 実績や経験
などの自己PRをしていくことが仕事の受注においても大切です。
またクライアントはWEBライターのSNS上での悪口や、仕事への愚痴などの発言を見ているものです。
実際に、「ネガティブな発言をしているWEBライターには仕事を依頼しない」とクライアントから話を伺ったこともあります。
- 自分はどんなWEBライターなのかを定期的に発信していくこと
- ネガティブな発信はしないこと
以上の2つがWEBライターにとってのSNSでの発信能力といえます。
WEBライターとしてやってはいけないコミュニケーション方法
またWEBライターにとってコミュニケーション力が特に必要なスキルである以上、やってはいけないコミュニケーション方法もあります。
このような人は仕事の関係上だけではなく、プライベートでもコミュニケーションが取りづらいと思います。
またクライアントとのコミュニケーションで
・締め切りに対する感覚が緩い
・校正・校閲に対して(必要以上に)クレームを付ける
・ライターとしての自分の拘りを押しつけてくる
などをしてしまう人はビジネスパートナーとしての信頼関係を築く事は難しいでしょう。
SEOの知識、SEOライティング能力が特に必要なのはWEBライターならでは
SEOの知識、SEOライティングの能力が必要なのはライターの中でもWEBライターならではです。
そもそも SEO って何?
SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)というのはWEB業界特有の用語でGoogleなどの検索エンジン(Search Engine)を使用したマーケティング戦略のことです。
分かり易くいうと
・読者(ユーザー)が検索したキーワードに対しての検索結果で、自身やクライアントのWEBサイトやWEBサイトのホームページを検索上位(検索画面の1ページ目)に表示させる様にする事。
となります。
補足:WEBサイトとホームページの違い
インターネット上において、PCやスマートフォンなどの画面で見ることの出来る一つ一つのページの事をWEBページと言います。
「ホームページ」はWEBサイトで閲覧の拠点となる一番最初のWEBページ、そして一つ一つのWEBページで構成されたものが「WEBサイト」になります。
日本では「WEBサイト」と「ホームページ」の違いはありませんが、世界では「WEBサイト」と「ホームページ」はキチンと区別して使われています。
- 「ホームページ」:WEBサイトで閲覧の拠点となる一番最初のWEBページ
- 「WEBサイト」:一つ一つのWEBページで構成されたものがになります。
SEOは「Googleの評価」が基準になる
検索エンジンの世界シェアはGoogleが圧倒的 に多いです。しかもYahoo!はGoogleと同じ検索エンジンを使用しています。そのため、日本では約9割がGoogleの検索エンジンを使用しています。
そのため、SEOにおいては「Googleの評価=読者(ユーザー)の評価」とされています。
「ユーザーファーストである」ことが一番のSEO
Googleの理念として「Googleが掲げる10の事実」というものがあり一番最初に「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」と掲げています。
また「Googleが掲げる10の事実」で「『すばらしい』では足りない。」とも掲げています。
そのため「読者(ユーザー)の検索目的」に対して、「記事内容」を一致させて検索を終わらせる事が出来た記事が、読者(ユーザー)にとっての「分かりやすい」記事とされています。
なので「ユーザーファーストである」ことが一番のSEOとなります。
SEOに強くなるためのコツ
SEOに強くなるためのコツとしては
- Googleのサジェストと関連ワードから学ぶ
- 検索上位の記事をリサーチ(分析・本質を理解)する
- タイトル・見出しにも検索してもらいたいキーワードを入れる
- テキストにもキーワードを適度に散りばめる
- 記事の内容を裏付ける実証を提示する
- 分からないことはクライアントに相談する
などを行って経験を積むことでSEOに強いWEBライターとして活躍出来ます。
WEBライターにとって、分かり易く伝える為の基礎的な日本語の能力は特に必要なスキル
分かり易く伝える為の基礎的な日本語の能力
WEBライターに求められる基礎的な日本語は文法だけではありません。
読者に分かり易く正しく伝える為に基礎的な日本語の能力はWEBライターにとって必要なスキルの一つとなります。
特に注意したいのは以下の3つです。
- 「い抜き言葉」と「ら抜き言葉」
- 「表記の揺れ」と「視点の揺れ」
- 誤字、脱字などの変換ミス
上記の項目はどれも雰囲気で相手に伝わってしまいますが、読者にとっては読みづらくなってしまうため、細心の注意が必要となります。
・「い抜き言葉」と「ら抜き言葉」
「い抜き言葉」と「ら抜き言葉」とは簡単にいうと『会話でよく使ってしまう』言葉になります。
例えば「〇〇をしてる」は「〇〇をしている」が正しい日本語ですし、「〇〇が食べれる」は「〇〇が食べられる」が日本語としては正しい表現になります。
普段自然と会話で使ってしまっているので気がつかない事が多いのですが、注意が必要となります。
・「表記の揺れ」と「視点の揺れ」
「表記の揺れ」とは一つの文章の中に、「犬、いぬ、イヌ」など同じ意味なのに違う書き方をしてしまう事です。
読者に違う意味として考えさせてしまう事で混乱させてしまいますので、注意が必要となります。
「視点の揺れ」は『サッカーの話をしていたのに、急にバスケットボールの話になってしまう』など急に脈絡のない話に移行してしまう事です。
コロコロと脈絡のない話をしてしまうと文章として凄く読みづらいので、読者が混乱してしまいます。
なので「視点の揺れ」にも注意が必要となります。
・誤字、脱字などの変換ミス
誤字、脱字などの変換ミスはWEBライターとしてはよくないです。
誤字、脱字などのミスはシンプルに言葉の意味がわからなくなりますし、文章として成り立たなくなってしまうからです。
- スペルや文法などをチェックしてくれるツールを使用する
- 校正してくれる人を探す
変換ミスを防ぐには、以上のことなどで解決できます。
本をたくさん読んで文章に慣れ親しんで、正しい日本語を覚えていくのも有効です。
しかし私は、『日本語文章校正チェックサービス』などのチェックツールの使用をオススメします。
https://opendata-web.site/tool/kousei/
またGoogleドキュメントには文法やスペルのチェックを行ってくれる機能が標準で浮いているのでGoogleドキュメントでの記事作成がオススメです。
スケジュール・タスク管理能力が必要なスキルなのはWEBライターでも同じ
スケジュール管理
Webライターにとっては自己管理が必須となります。
クライアントから依頼を受けて記事を作成する為、納期が存在します。
納期を守らないとどうなるでしょうか?
記事が掲載できない為活動が出来なくなったり等、クライアントに迷惑がかかってしまいます。
またWEBライターは基本1人で作業する事が多いため、
- 納期の3日前までに納品するスケジュールを立てる等の余裕を持ったスケジュール管理をする
- Googleカレンダーなどのスケジュール帳を使用する
などを行い、スケジュール管理で失敗しない必要があります。
タスク管理
余裕を持ったスケジュールで仕事をする為に、タスク管理を行なうこともWEBライターにとっては必要なスキルです。
- 1か月分の案件と納期を書き出す
- 新しい仕事を一気に受けすぎない
- 自分ができる仕事量を把握して、仕事の優先順位をはっきりさせるしておく
- タスク管理ツールを使用する
などのタスク管理がオススメです。
タスク管理を行うメリット
タスク管理ツールを使用し、タスク管理を行う事で、
- 仕事内容が見える化できて、余裕を持ったスケジュールが組める
- 効率よく仕事ができる為、業務の効率化に繋がる
- 急な仕事にも対応しやすくなる
- 仕事の忘れを防ぐことができる為、ミスを減らす事ができる
などのメリットがある為、タスク管理は必要なスキルとなります。
タスク管理ツールの選び方
タスク管理ツールを選び方で大切な考え方は以下の5つです。
- 誰が使用するのかで選ぶ
- ツールの機能の良し悪しで選ぶ
- チームで使用するなら全員が問題なく使用できるかで選ぶ
- 既存のツールと連携できるかで選ぶ
- 料金で選ぶ
以上の5つのポイントを押さえて考えていく必要があります。
タスク管理と仕事の時短に最適なツールをいくつか紹介していきます。
グループでのタスク管理におすすめのツール7つ
- Backlog
- Trello
- Redmine
- Asana
- ClickUp
- Wrike
- Jooto
個人でのタスク管理におすすめのツール4つ
- Microsoft To Do
- Todoist
- タスクペディア
- Google Keep
WEBライターとして特に大切な考え方1つ
WEBライターとして必要な考え方はいろいろありますし、人によって考え方も違うと思います。
しかしWEBライターとして大切な事、特に必要な考え方。
それは、「読む人に寄り添う」ことです。
読者の皆さんは
- 何かの悩みを解決したい
- 何かの願望を叶えたい
ゆえにPCやスマートフォンで検索して必要な情報を得ようとします。
「調べる」という行動は次に向けて行動するため、今後に役立てるためや繋げる為に行う行為です。
なのでWEBライターは読者の皆さんに満足してもらう為に、役立つ情報(未来予測に繋がる情報、)を正確に発信する必要があります。
なので「読む人に寄り添う」ことはWEBライターにとって特に大切な考え方の1つになります。
「読む人に寄り添う」ことができるのならクライアントからの信頼も厚く、『良い記事』が書けるWEBライターとして活躍出来ると思います。
WEBライターに特に必要なスキル5つと特に大切な考え方1つのまとめ
今回はWEBライターに特に必要なスキル5つと特に大切な考え方1つをお伝えしました。
私が伝えたいことは、
①WEBライターに特に必要なスキルは5つ
- リサーチ力(調べる能力)
- コミュニケーション力
- SEOライティング能力とSEOの知識
- 分かり易く伝える為の基礎的な日本語の能力
- スケジュール・タスク管理能力
②「読む人に寄り添う」という考え方がWEBライターにとって特に大切な考え方
③上記の2点が出来るなら信頼されるWEBライターとして活躍できる
の3点です。
皆さんの参考となれば幸いです。
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